SEA SIDE WOMAN BLUES

SEA SIDE WOMAN BLUES
サザンオールスターズ楽曲
収録アルバムさくら
リリース1997年8月21日
日本の旗 日本
規格8cmCD
7インチレコード
12cmCD
デジタル・ダウンロード
ストリーミング
ジャンル歌謡曲[1]
時間4分24秒
レーベルタイシタレーベル
作詞者桑田佳祐
作曲者桑田佳祐
プロデュースサザンオールスターズ
さくら収録順
GIMME SOME LOVIN' 〜生命果てるまで〜
(13)
SEA SIDE WOMAN BLUES
(14)
(The Return of) 01MESSENGER 〜電子狂の詩〜 <Album Version>
(15)

SEA SIDE WOMAN BLUES」(シー・サイド・ウーマン・ブルース)は、サザンオールスターズの楽曲。自身の39作目のシングル01MESSENGER 〜電子狂の詩〜」のカップリング曲として、タイシタレーベルから8cmCD1997年8月21日に発売された。作詞・作曲は桑田佳祐、編曲はサザンオールスターズが担当。

2005年6月25日には12cmCDとして再発売されている。2014年12月17日からはダウンロード配信、2019年12月20日からはストリーミング配信が開始されている[2][3]

背景・音楽性

当初は特筆することがないシングルのカップリング曲であったが、表題曲と対照的な歌謡曲的な曲調や後述の著名人による高い評価やカバーも相まってコアな人気を集めている楽曲である[1][4][5][6]

タイトルはクリームの「アウトサイド・ウーマン・ブルース」のもじりだが、曲調が異なっており、楽曲と直接の関連はない[1]

歌謡曲を意識した曲調であり、歌詞には江ノ島も登場する。桑田自身のお気に入りナンバーのひとつでもある[1]

批評

桑田によると1997年当時の日本の音楽業界は歌謡曲よりもロックが売り上げを伸ばしており、本楽曲のような曲調の作品は他にはなかったが、発売から20年経過すると若いスタッフからも高い評価を得られるようになったという[1]

カバーを行っている前川清は「この歌はたぶん、桑田さんも意識的(に歌謡曲に寄せて作った)というか。もともと歌謡曲が好きなんですよね。加山雄三さんを好きだったり、だから、もともとこういった歌がベースにあるんでしょうね」と評している[7]

ビートたけしが自身の企画・出演番組『世界の北野、足立区のたけし』→改題『足立区のたけし、世界の北野』(フジテレビ)のエンディングテーマとして本楽曲を歌っていた[5]。また、元々本楽曲はたけしが歌うことを前提に制作されたともいわれている[8]

テレビ朝日音楽バラエティ番組関ジャム 完全燃SHOW』内の企画「フラれた時に慰めてくれるラブソング」で関ジャニ∞大倉忠義は本楽曲を選んだ[4]

参加ミュージシャン

収録アルバム

曲名 作品名
SEA SIDE WOMAN BLUES さくら
バラッド3 〜the album of LOVE〜
海のOh, Yeah!!

ミュージック・ビデオ収録作品

曲名 作品名
SEA SIDE WOMAN BlUES 未収録

ライブ映像作品

曲名 作品名
SEA SIDE WOMAN BlUES 未収録

カバー

前川清によるカバー

SEA SIDE WOMAN BLUES
前川清シングル
リリース
規格 12cmCD
デジタル・ダウンロード
ストリーミング
録音 2011年
ジャンル
時間
レーベル TEICHIKU RECORDS
作詞・作曲 桑田佳祐
前川清 シングル 年表
  • あの時代にはもどれない
  • (2011年 (2011)
  • SEA SIDE WOMAN BLUES
  • (2011年 (2011)
  • 哀しみの終りに
  • (2012年 (2012)
ミュージックビデオ
前川 清/SEA SIDE WOMAN BLUES - YouTube
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2011年に前川清によってカバーされた。かねてから前川はサザンの曲をカバーしたいと希望しており、膨大なサザンの楽曲の中から40代以上のコアファン層とシンクロする本作を選曲し発売に至った[6]

2018年9月19日からは主要配信サイトにてダウンロード配信及びストリーミング配信が開始されている[9]

収録曲

  1. SEA SIDE WOMAN BLUES (3:58)
    (作詞・作曲:桑田佳祐 / 編曲:斎藤誠)
    このバージョンの編曲を担当しギターとコーラスでも参加した斎藤誠はサザンのサポートメンバーを務めており、作者の桑田佳祐とは青山学院大学の音楽サークル「Better Days」の先輩後輩という間柄である[6][10][11]
    ミュージック・ビデオも制作され、コメディタッチな作風となっている[6]
  2. フライト (3:38)
    (作詞:さいとう大三 / 作・編曲:馬飼野俊一
  3. 昔があるから(LIVE) (3:53)
    (作詞:杉紀彦 / 作曲:曽根幸明

外部リンク

  • 前川 清 SEA SIDE WOMAN BLUES c/w フライト / 昔があるから(LIVE) - テイチクエンタテインメント

関連項目

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ a b c d e Southern ALL Stars 40th 桑田佳祐インタビュー 2021年1月29日閲覧
  2. ^ サザン、全266曲を世界111ヶ国で配信 オリコン 2014年12月17日配信, 2020年6月4日閲覧
  3. ^ サザン関連全972曲 サブスク一斉解禁 メンバーソロ曲も対象に オリコン 2019年12月20日配信, 2019年12月20日閲覧
  4. ^ a b 『関ジャム 完全燃SHOW』フラれたときは「仲間がいる」安田と「ベロンベロン」の大倉、KANA-BOON小泉の「フラれたことない」にザワつく ビルボード・ジャパン 2016年2月8日配信。2021年1月29日閲覧
  5. ^ a b プロレスマニア書店員が『Number』編集者と場外乱闘!(前編)プロレスとは「人生をアートすること」である 市川淳一『ぼんくら書店員のぼんくRADIO』本がすき。 2019年10月23日配信 2021年1月29日閲覧
  6. ^ a b c d 前川清、初のコメディー調MVにノリノリ オリコン 2011年8月26日配信 2021年1月29日閲覧
  7. ^ 前川清、サザン桑田との秘話を明かす ファンだと言われたが「信じてなかった」デイリースポーツ 2018年6月27日配信 2020年12月20日閲覧
  8. ^ お笑いBIG3にも楽曲提供!桑田佳祐が有名人へ提供した名曲たちミドルエッジ 2017年6月21日配信, 2023年8月11日閲覧
  9. ^ SEA SIDE WOMAN BLUES/前川 清|音楽ダウンロード・音楽配信サイト mora2018年9月19日配信, 2021年1月29日閲覧
  10. ^ 住空間の中のオーディオ Vol.7 斎藤誠のルーツからサザンオールスターズのサポートまで「音に厳しく、音を優しく」の人生を語る ONTOMO 2019年6月20日配信 2021年1月29日閲覧
  11. ^ 今日のゲストは…桑田佳祐さんの後輩でもあります“斎藤誠さん”♪ TOKYO FM 2021年1月29日閲覧

外部リンク

  • SEA SIDE WOMAN BLUES - SOUTHERN ALL STARS OFFICIAL SITE
桑田佳祐 (ボーカル・ギター) | 原由子 (キーボード・ボーカル) | 関口和之 (ベース) | 松田弘 (ドラム) | 野沢秀行 (パーカッション)
元メンバー : 大森隆志 (リードギター)
シングル
オリジナル
1970年代
78年
79年
1980年代
80年
81年

12.Big Star Blues (ビッグスターの悲劇) - 13.栞のテーマ

82年

14.チャコの海岸物語 - 15.匂艶 THE NIGHT CLUB - 16.Ya Ya (あの時代を忘れない)

83年
84年
85年

22.Bye Bye My Love (U are the one) - 23.メロディ

88年

24.みんなのうた

89年

25.女神達への情歌 (報道されないY型の彼方へ) - 26.さよならベイビー - 27.フリフリ'65

1990年代
90年
91年
92年
93年

32.エロティカ・セブン - 33.素敵なバーディー (NO NO BIRDY) - 34.クリスマス・ラブ (涙のあとには白い雪が降る)

95年
96年
97年

39.01MESSENGER 〜電子狂の詩〜 - 40.BLUE HEAVEN

98年
99年
2000年代
00年
03年
04年
05年
06年
08年
2010年代
13年
14年
配信
2010年代
18年
19年
2020年代
23年
アルバム
オリジナル
ベスト
企画
ボックス
楽曲
企画作品

Inside Outside U・M・I - ベストヒットUSAS - 21世紀の音楽異端児 (21st Century Southern All Stars Music Videos)

ライブ

胸さわぎ - Further on up the road - サザンオールスターズがやってくる ニャー! ニャー! ニャー! - ゆく年・くる年コンサート - そちらにおうかがいしてもよろしいですか? - SASたいした発表会 私は騙された!!ツアー - 熱帯絶命!ツアー夏 - 縁起者で行こう - KAMAKURA TO SENEGAL - THE 音楽祭 1991 - 「しじみのお味噌汁」コンサート - 横浜 ホタル・カリフォルニア- Stadium Tour 1996 "ザ・ガールズ万座ビーチ" - おっぱいなんてプー - 1998 スーパーライブ in 渚園 - シークレットライブ'99 SAS 事件簿 in 歌舞伎町 - 茅ヶ崎ライブ - SPECIAL LIVE IN 建長寺 - 流石(SASが)だ真夏ツアー! あっっ!生。だが、SAS - みんなが好きです! - THE 夢人島 Fes. - 真夏の大感謝祭 LIVE - 灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!! - ひつじだよ! 全員集合! - おいしい葡萄の旅 - “キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!” だと!? ふざけるな!! - 茅ヶ崎ライブ2023

出演
関連項目
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