第11回宝塚記念

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1970年5月31日阪神競馬場で行われた第11回宝塚記念について詳細を記述する。

  • なお、馬齢については当時の表記方法(数え年)とする。

レース施行時の状況

同年の春の天皇賞馬リキエイカンがファン投票で1位に選出されたが、前年の有馬記念を勝った8歳馬で唯一の関東馬スピードシンボリが圧倒的1番人気に支持された。大レースで好走実績のあるホウウンとヒーローモアも出走し、ドリームレースに相応しい陣容となった。

出馬表

芝2200メートル 天候・晴 馬場状態・良
枠番 馬番 競走馬名 騎手 オッズ 調教師
1 1 タイプリンス 牡5 須貝彦三 4人(29.5) 橋田俊三
2 2 ホウウン 牡5 池江泰郎 3人(6.9) 大根田裕也
3 3 スピードシンボリ 牡8 野平祐二 1人(1.6) 野平省三
4 4 リキエイカン 牡5 高橋成忠 2人(6.5) 柏谷富衛
5 5 マサファイター 牡5 武邦彦 7人(67.4) 夏村辰男
6 6 ケイタカシ 牡6 四位満教 5人(43.5) 浅見国一
7 7 ヒーローモア 牡5 簗田善則 6人(57.0) 坪重兵衛

レース展開

レースはスピードシンボリが春の天皇賞馬リキエイカンを問題視せず、先行したホウウンを3馬身半差をつけてレコード勝ちした。

レース結果

着順 枠番 馬番 競走馬名 着差
1 3 3 スピードシンボリ 2分13秒3
2 2 2 ホウウン 3.1/2
3 7 7 ヒーローモア 大差
4 6 6 ケイタカシ 1.1/4
5 4 4 リキエイカン 1.3/4
6 1 1 タイプリンス 5馬身
7 5 5 マサファイター ハナ

払戻

単勝式 3 130円
複勝式 3 110円
2 180円
連勝複式 3-2 150円

達成された記録

スピードシンボリ

  • 史上3頭目のグランプリ2勝(スピードシンボリ以前にはリユウフオーレルシンザンが達成)、史上初の有馬→宝塚での秋春連覇達成(6歳以上での秋春連覇は2023年現在唯一)
  • 7歳馬(当時の8歳馬)による宝塚記念制覇は2022年現在まで最年長記録(後にタップダンスシチーも7歳で制覇)

脚注

日本の旗 宝塚記念勝ち馬
   

国際競走指定前:
01回(1960年) ホマレーヒロ
02回(1961年) シーザー
03回(1962年) コダマ
04回(1963年) リユウフオーレル
05回(1964年) ヒカルポーラ
06回(1965年) シンザン
07回(1966年) エイトクラウン
08回(1967年) タイヨウ
09回(1968年) ヒカルタカイ
第10回(1969年) ダテホーライ
第11回(1970年) スピードシンボリ
第12回(1971年) メジロムサシ
第13回(1972年) ショウフウミドリ
第14回(1973年) ハマノパレード
第15回(1974年) ハイセイコー
第16回(1975年) ナオキ
第17回(1976年) フジノパーシア
第18回(1977年) トウショウボーイ
第19回(1978年) エリモジョージ
第20回(1979年) サクラショウリ
第21回(1980年) テルテンリュウ
第22回(1981年) カツアール
第23回(1982年) モンテプリンス

第24回(1983年) ハギノカムイオー
第25回(1984年) カツラギエース
第26回(1985年) スズカコバン
第27回(1986年) パーシャンボーイ
第28回(1987年) スズパレード
第29回(1988年) タマモクロス
第30回(1989年) イナリワン
第31回(1990年) オサイチジョージ
第32回(1991年) メジロライアン
第33回(1992年) メジロパーマー
第34回(1993年) メジロマックイーン
第35回(1994年) ビワハヤヒデ
第36回(1995年) ダンツシアトル
第37回(1996年) マヤノトップガン

国際競走指定後:
第38回(1997年) 日本の旗 マーベラスサンデー
第39回(1998年) 日本の旗 サイレンススズカ
第40回(1999年) 日本の旗 グラスワンダー
第41回(2000年) 日本の旗 テイエムオペラオー

国際G1昇格後:
第42回(2001年) 日本の旗 メイショウドトウ
第43回(2002年) 日本の旗 ダンツフレーム

第44回(2003年) 日本の旗 ヒシミラクル
第45回(2004年) 日本の旗 タップダンスシチー
第46回(2005年) 日本の旗 スイープトウショウ
第47回(2006年) 日本の旗 ディープインパクト
第48回(2007年) 日本の旗 アドマイヤムーン
第49回(2008年) 日本の旗 エイシンデピュティ
第50回(2009年) 日本の旗 ドリームジャーニー
第51回(2010年) 日本の旗 ナカヤマフェスタ
第52回(2011年) 日本の旗 アーネストリー
第53回(2012年) 日本の旗 オルフェーヴル
第54回(2013年) 日本の旗 ゴールドシップ
第55回(2014年) 日本の旗 ゴールドシップ
第56回(2015年) 日本の旗 ラブリーデイ
第57回(2016年) 日本の旗 マリアライト
第58回(2017年) 日本の旗 サトノクラウン
第59回(2018年) 日本の旗 ミッキーロケット
第60回(2019年) 日本の旗 リスグラシュー
第61回(2020年) 日本の旗 クロノジェネシス
第62回(2021年) 日本の旗 クロノジェネシス
第63回(2022年) 日本の旗 タイトルホルダー
第64回(2023年) 日本の旗 イクイノックス