金江珉

金 江珉(キム・ガンミン)
Kim Kang-Min
ハンファ・イーグルス #9
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
出身地 大邱広域市
生年月日 (1982-09-13) 1982年9月13日(41歳)
身長
体重
183 cm
83 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 中堅手右翼手二塁手(以前)、投手(以前)
プロ入り 2001年 2次ドラフト2巡目
初出場 2002年
年俸
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
この表について
この表はテンプレートを用いて表示しています。編集方法はTemplate:Infobox baseball playerを参照してください。

プロジェクト:野球選手  ■テンプレート

金 江珉(キム・ガンミン、김강민、1982年9月13日 - )は、大韓民国仁川広域市出身のプロ野球選手外野手)。

経歴

アマチュア時代

慶北高等学校時代は、速球派の投手だった。

SK・SSG時代

プロ入り2年目から内野手へ転向。

転向後は代走守備固めといった起用が多く、なかなかレギュラー定着には至らなかった。

だが、2006年にチームの主力中堅手である蔡鍾範(チェ・ジョンボム)が兵役不正事件に関わったことで出場停止になると彼に代わる外野手に転向。主に中堅手として頭角を現し、蔡鍾範に引けを取らない活躍で、穴を埋めた。

2008年になると蔡鍾範がトレードに出されたことでチームを去ったため、高い身体能力と確かな送球技術を武器に完全にセンターのレギュラーへ定着。

従来打撃は守備面に比べて見劣りする点があったが、2010年打率3割を超え攻守両面でSKの優勝に貢献。シーズンの活躍からオフに、2010年アジア競技大会にも代表選手として選出される。

彼以外の外野手達全員が左打者で、彼自身も打撃は得意ではないため代走・守備固めとしての出場が多く目立った活躍はなかったが、チームが優勝したことで兵役免除の特権を得た。

2011年は故障もあり出場試合数が大幅に減少し、5年ぶりに100試合を下回った。

2012年は2年ぶりに出場試合数が100試合を超え復活を果たした。

2013年と2014年は2年連続で打率が3割を超える。シーズンオフにFA(フリーエージェント)となりSKと2015年からの4年契約を結んだ。

2015年は前年より成績が悪化したが、2016年は復調した。

2019年シーズンオフに2度目のFAとなり2年契約でSKと再契約した。

2021年6月22日のLGツインズ戦では敗戦が決定的になった9回1アウトからプロ入り後初の投手としての出場を果たした。しかし初登板で最初の対戦打者となった鄭周賢に本塁打を被弾した[1]

2022年は韓国シリーズで第1戦、第5戦と代打本塁打を記録。特に第5戦は9回裏、韓国シリーズ史上初の代打逆転サヨナラ本塁打で勝利に貢献、韓国シリーズMVPを受賞した。

ハンファ時代

2023年シーズン後、復活した2次ドラフトで指名されハンファ・イーグルスに移籍した[2]

プレースタイル・人物

壁際でのジャンピングキャッチや強烈なスライディングなどの激しいプレーを好み、こうした性格からSSGファンは猛獣江珉(짐승강민)と呼んでいる。このあだ名は本人も気に入っており、応援歌にも取り入れられている。

だがその一方で非常に短気であり、2016年6月21日の競技では柳済国から死球を受けて激怒。そして柳済国に殴りかかって乱闘騒ぎを起こし、退場になったことがある[3]

詳細情報

年度別打撃成績

年度 チーム 打率 試合 打数 得点 安打 2塁打 3塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 盗塁死 四球 死球 三振 併殺 失策
2002 SK/SSG 0.000 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0
2003 0.500 2 4 0 2 0 0 0 2 1 0 0 0 0 1 0 1
2004 0.120 23 25 4 3 1 0 1 7 2 2 1 3 0 7 1 0
2005 0.225 23 40 6 9 1 0 0 10 3 2 3 4 0 9 0 0
2006 0.276 96 145 20 40 9 1 1 54 14 8 5 14 1 30 3 2
2007 0.243 124 334 51 81 10 3 4 109 18 19 10 28 6 57 6 1
2008 0.271 106 258 38 70 16 3 3 101 32 16 8 26 6 46 2 8
2009 0.267 104 341 48 91 18 3 12 151 42 10 7 24 5 67 7 5
2010 0.317 115 401 74 127 19 2 10 180 72 23 9 33 2 51 5 1
2011 0.281 80 281 37 79 14 1 8 119 33 9 4 20 2 56 3 2
2012 0.272 123 427 49 116 20 0 5 151 31 11 10 29 4 72 7 2
2013 0.301 105 352 39 106 22 3 10 164 55 10 6 36 4 54 10 3
2014 0.302 113 430 86 130 29 3 16 213 82 32 5 43 4 91 12 3
2015 0.246 96 293 43 72 17 0 4 101 31 7 4 23 7 83 6 1
2016 0.298 115 366 59 109 21 0 10 160 47 12 5 32 12 89 5 2
2017 0.219 88 183 31 40 5 1 5 62 18 10 4 15 5 50 3 2
2018 0.298 80 235 40 70 14 0 14 126 46 10 6 22 5 57 1 2
2019 0.270 127 422 54 114 14 2 8 156 50 15 8 31 4 103 2 3
2020 0.253 122 289 39 73 11 1 12 122 45 7 5 27 4 62 10 2
2021 0.238 122 223 43 53 11 1 8 90 27 3 3 26 6 52 3 2
2022 0.303 84 178 24 54 11 0 5 80 18 1 3 18 3 39 1 0
2023 0.226 70 137 20 31 3 0 2 40 7 2 1 23 1 38 2 0
通算 22シーズン 0.274 1919 5364 805 1470 266 24 138 2198 674 209 108 476 81 1114 89 42

背番号

  • 37 (2001年 - 2002年)
  • 0 (2003年 - 2023年)
  • 9 (2024年 - )

受賞タイトル

  • ゴールデングラブ賞:1回(外野手部門・2010年

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ https://sports.v.daum.net/v/20210622212658004
  2. ^ https://www.dailysportshankook.co.kr/news/articleView.html?idxno=315826
  3. ^ https://m.youtube.com/watch?v=T44Ith_F1qs

外部リンク

  • 通算成績(韓国語)
ハンファ・イーグルス 2024
監督
コーチ
  • 85 金基南(バッテリー)
  • 86 金南亨(守備補助)
  • 82 朴潤(打撃)
  • 78 全商烈(外野守備)
  • 77 朴哉相(走塁)
  • 82 金在杰(作戦)
二軍監督・コーチ
  • 71 李大振(監督)
  • 75 朴正眞(投手)
  • 79 馬一英(ブルペン)
  • 73 李熙槿(バッテリー)
  • 74 崔允碩(守備)
  • 80 高東鎮(走塁)
  • 87 秋承佑(作戦)
三軍コーチ
  • 76 尹奎真(投手)
  • 81 李相勲(打撃)
  • 70 姜東佑(作戦走塁外野一塁)
投手
  • 1 文棟柱
  • 4 李承官
  • 5 尹臺卿
  • 11 南知珉
  • 15 金騎中
  • 19 李充浩
  • 26 韓丞赫
  • 27 李民友
  • 28 張施晥
  • 34 リカルド・サンチェス
  • 36 張珉宰
  • 38 金鍾守
  • 39 裵玟曙
  • 40 張志秀
  • 46 李太陽
  • 47 金範洙
  • 53 金民宇
  • 54 金瑞鉉
  • 55 姜才珉
  • 57 鄭ウラム
  • 58 朴相垣
  • 59 韓昇宙
  • 60 金奎演
  • 66 朱炫相
  • 99 柳賢振
捕手
  • 10 許官會
  • 12 李財鏞
  • 13 崔在勲
  • 32 李宰元
  • 42 朴相彦
内野手
外野手
  • 9 金江珉
  • 14 李明起
  • 17 権光旻
  • 22 蔡恩成
  • 30ヨナタン・ペルラサ
  • 33 劉撈潔
  • 41 崔寅豪
  • 45 李振榮
  • 50 李元碩
  • 51 張震焃
韓国野球委員会ゴールデングラブ(外野手)
1980年代
  • 82 金城官,梁承寬,金準桓
  • 83 金鍾模,朴鍾勳,張孝祚
  • 84 張孝祚,金鍾模,洪文鍾
  • 85 李光殷,朴鍾勳,張孝祚
  • 86 張孝祚,李光殷,金鍾模
  • 87 李光殷,金鍾模,張孝祚
  • 88 李順喆,李康敦,李正勳
  • 89 金一權,李康敦,高元富
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
韓国野球委員会韓国シリーズMVP
1980年代
  • 82 金裕東
  • 83 金奉淵
  • 84 柳斗烈
  • 86 金正洙
  • 87 金準桓
  • 88 文熙秀
  • 89 朴哲祐
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
  • 表示
  • 編集