西水美恵子

西水美恵子(にしみず みえこ、1948年 - )は、元世界銀行副総裁、元プリンストン大学助教授。

現在は、シンクタンク・ソフィアバンクのシニア・パートナー、人を大切にする経営学会顧問[1]

略歴

大阪府豊中市生まれ、北海道美唄市で育つ。中学3年から上京。都立西高校在学中、姉妹都市高校親善大使としてニューヨーク訪問。その後間もなくロータリークラブ交換留学生として再渡米(後年、西高は中退)。そのまま帰国せず、ガウチャー大学へ入学。経済学を学ぶ。1970年卒業後、トーマス・J・ワトソン財団フェローとして帰国。千代田化工建設の特許課に借席し、環境汚染問題を研究。1971年に再度渡米する。1975年ジョンズ・ホプキンス大学大学院の博士課程(経済学)を修了。同年、プリンストン大学経済学部、兼ウッドロー・ウィルソン・スクールの助教授に就任。

経歴

  • 1980年 - 世界銀行に入行、開発政策局・経済開発研究所
  • 1983年 - 同、産業・エネルギー局産業戦略・政策課(エジプト・タイ・ハンガリー・中国などを担当)
  • 1987年 - 同、欧州・中東・北アフリカ地域アフガニスタン・パキスタン・トルコ局リード・エコノミスト
  • 1988年 - 同、欧州・中東・北アフリカ地域アフガニスタン・パキスタン・トルコ局通商・産業・金融課課長
  • 1992年 - 同、国際復興開発銀行リスク管理・金融政策局局長
  • 1995年 - 同、南アジア地域アフガニスタン・バングラデシュ・パキスタン・スリランカ局局長
  • 1997年 - 同、南アジア地域副総裁
  • 2003年 - 世界銀行退職

著書

  • 『貧困に立ち向かう仕事』2003年、明石書店
  • 『国をつくるという仕事』2009年、英治出版
  • 『あなたの中のリーダーへ』2012年、英治出版

連載

  • 電気新聞 「時評 ウェーブ」(2008年4月-)
  • 日本経済新聞夕刊 「人間発見 鉄の女と呼ばれて」(2010年1月)
  • 日本経済新聞夕刊 「あすへの話題」(2006年7月-12月)

講演

  • 「ブータン王国に学ぶリーダーシップの形」(2007年10月15日公開)
  • 東京工業大学 国際開発工学科設立記念 特別講演「国づくりとものづくり」(2008年11月17日公開 )
  • 「変革のリーダーシップを語る」(2008年11月17日公開 )

インタビュー

  • 就職ジャーナル「仕事とは?」(2010年6月30日)

関連項目

脚注

  1. ^ 人を大切にする経営学会 学会役員

外部リンク

  • シンクタンク・ソフィアバンク
  • 『国をつくるという仕事』公式サイト
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