第71回毎日映画コンクール

第71回毎日映画コンクールは、毎日新聞社スポーツニッポン新聞社が主催する賞であり、2016年の映画を対象とし、2017年2月15日に神奈川県川崎市ミューザ川崎シンフォニーホールで授賞式が行われた。

シン・ゴジラ』が日本映画大賞、女優助演賞を含む3冠を獲得し、『この世界の片隅に』も同じく大藤信郎賞、日本映画優秀賞、音楽賞の3冠を獲得した。外国映画ベストワン賞には『ハドソン川の奇跡』が選出された。

受賞とノミネート

女優主演賞を受賞した筒井真理子
男優助演賞を受賞した香川照之
女優助演賞を受賞した市川実日子
アニメーション映画賞を受賞した新海誠

第71回毎日映画コンクールの候補は2016年12月16日に発表された。[1]

結果

「作品」部門と、「俳優」「スタッフ」部門は映画評論家ら約70人の投票で1次選考し、得票上位が2次選考に進んだ。「アニメーション」「ドキュメンタリー」部門は作品を公募し、討議による1次選考で2次選考候補作を選出した。2次選考はいずれも討議で決定するが、外国映画ベストワン賞は1次選考委員による再投票で決定する。

受賞者は各項目最上段に太字でダブルダガー (double-dagger) 付きのものである。 また、日本映画優秀賞と大藤信郎賞には太字でダガー(dagger)を付けている。

日本映画大賞・日本映画優秀賞
外国映画ベストワン賞
男優主演賞
女優主演賞
男優助演賞
女優助演賞
スポニチグランプリ新人賞(男性)
スポニチグランプリ新人賞(女性)
田中絹代賞
監督賞
脚本賞
撮影賞
美術賞
音楽賞
録音賞
ドキュメンタリー映画賞
  • 桜の樹の下double-dagger
    • 『飯舘村の母ちゃんたち 土とともに』
    • 『いのちのかたち-画家・絵本作家いせひでこ-』
    • FAKE
    • 『ヘンリ・ミトワ 禅と骨』
    • 『LISTEN』
    • 『わたしの自由について~SEALDs 2015~』
短編
    • 『I CAN SEE YOU』
    • 『愛のかかと』
    • 『あたしだけをみて』
    • オチビサン
    • 『おもかげたゆた』
    • 『oldman youngman』
    • Kanon
    • 『サティの「パラード」』
    • 『SOLITARIUM』
    • 『夏のゲロは冬の肴』
    • 『夏の女神の口の中』
    • 『puddle』
    • FEED

TSUTAYA×Filmarks映画ファン賞

日本映画部門
外国映画部門

特別賞

複数の部門での候補及び受賞作品

複数の部門でのノミネートされた作品
ノミネート 映画
9 『怒り』
7 シン・ゴジラ
64(ロクヨン)
6 淵に立つ
5 この世界の片隅に
永い言い訳
クリーピー 偽りの隣人
湯を沸かすほどの熱い愛
聖の青春
4 オーバー・フェンス
3 君の名は。
2 『葛城事件』
溺れるナイフ
ちはやふる
セトウツミ
ディストラクション・ベイビーズ
オーバー・フェンス
複数の部門で受賞を果たした作品
受賞数 作品
3 この世界の片隅に
シン・ゴジラ
2 君の名は。
聖の青春
永い言い訳

審査員(選考委員)

一次選考委員

相田冬二、秋本鉄次、秋山登、明智惠子、石坂健治、石飛徳樹、イソガイマサト、稲垣都々世、宇田川幸洋、内海陽子、浦崎浩實、

襟川クロ、大高宏雄、大竹洋子、岡田秀則、尾形敏朗、岡本耕治、奥村賢、鬼塚大輔、小野耕世、小野民樹、恩田泰子、賀来タクト、

柏原寛司、金澤誠、川口敦子、きさらぎ尚、北川れい子、北小路隆志、木全公彦、金原由佳、黒田邦雄、桑名忠之、古賀重樹、小菅昭彦、

小西均、小藤田千栄子、斎藤敦子、佐藤雅昭、塩田時敏、鈴木元、関口裕子、高橋諭治、立花珠樹、立田敦子、田中千世子、谷川建司、

出口丈人、土屋好生、寺脇研、轟夕起夫、中川洋吉、中山治美、西脇英夫、野島孝一、野村正昭、萩尾瞳、馬場広信、春岡勇二、樋口尚文、

平山允、福永聖二、細谷美香、松島利行、松本隆司、三留まゆみ、宮澤誠一、宮田武雄、ミルクマン斉藤、村川英、村山匡一郎、森直人、

森下朗義、矢田部吉彦、柳下毅一郎、山根貞男、渡辺祥子、渡辺浩、渡部実、勝田友巳、木村光則、鈴木隆

二次選考委員

<作品部門>

以上5名

<俳優部門>

  • 明智惠子(キネマ旬報元編集長)
  • 緒方明(映画監督)
  • 川口敦子(映画評論家)
  • 金原由佳(映画ジャーナリスト)
  • 佐藤雅昭(スポーツニッポン編集委員)
  • 野島孝一(映画ジャーナリスト)
  • 村山匡一郎(映画評論家)

以上7名

<スタッフ部門>

以上11名

<ドキュメンタリー部門>

=一次選考委員(萩野亮、渡辺勝之、木村光則)

以上5名

<アニメーション部門>

  • 伊藤有壱(東京芸術大教授、アニメクリエイター)
  • 川井久恵(アニメージュ編集長)
  • 木船園子(東京工芸大教授)
  • 黒坂圭太(武蔵野美術大教授、アニメクリエーター)
  • 氷川竜介(アニメ評論家)

=一次選考委員(原口正宏、藤津亮太、木村光則)

以上5名

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ [1] 2019年9月24日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
毎日映画コンクール 日本映画大賞
1940年代
1950年代
  • また逢う日まで(1950)
  • めし、麦秋(1951)
  • 生きる(1952)
  • にごりえ(1953)
  • 二十四の瞳(1954)
  • 浮雲(1955)
  • 真昼の暗黒(1956)
  • 米(1957)
  • 楢山節考(1958)
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  • 下河原友雄(1960)
  • 桂長四郎(1961)
  • 大角純一、戸田重昌(1962)
  • 西岡善信(1963)
  • 平川透徹、山崎正夫(1964)
  • 戸田重昌(1965)
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  • 梅田千代夫(1967)
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  • 井川徳道(1994)
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  • 横尾嘉良(1996)
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  • 中澤克巳(1998)
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  • 神谷正和(1960)
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  • 井上俊彦をはじめとする『東京オリンピック』録音グループ (1965)
  • 藤好昌生(1966)
  • 田中俊夫(1967)
  • 安田哲男、紅谷愃一(1968)
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  • 栗林豊彦(1987)
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  • 井上宗一鈴木功(1996)
  • 林鑛一(1997)
  • 郡弘道(1998)
  • 橋本泰夫(1999)
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  • 括弧内は作品年度を示す、授賞式の年は翌年(2月)
毎日映画コンクール 新人演技賞/スポニチグランプリ新人賞
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2000年代
2010年代
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  • 括弧内は作品年度を示す、授賞式の年は翌年(2月)
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