怪談乳房榎

怪談乳房榎(かいだんちぶさえのき)は、三遊亭圓朝により創作された怪談噺である。新聞連載後、明治21年(1888年)に出版された。舞台化・映像化されている。

あらすじ

絵師として活躍していた菱川重信の妻・おきせに惚れてしまった磯貝浪江という浪人は、重信の弟子となっておきせに近づき、関係を持たないと子供を殺すと脅迫し、おきせと関係を持ってしまう。それだけでは飽き足らない浪江はおきせを独占するため、師を惨殺する。夫の死のショックで乳の出なくなったおきせの元に、死んだ重信の亡霊が現れ、乳を出す不思議な松月院にあると教え、やがてその榎の乳で育った子・真与太郎は父を殺した浪江を討ち仇を取る。

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