御嶽神社

曖昧さ回避 長野県御嶽山(おんたけさん)にある御嶽神社(おんたけじんじゃ)については「御嶽神社 (木曽御嶽山)」をご覧ください。

御嶽神社(みたけじんじゃ)は、蔵王権現を祭った神社金峰神社・金峯神社(きんぶ、きんぷ、きんぽう、みたけ)ともいう。総本社は吉野金峰山寺の蔵王権現堂。

(ただし、下掲するように、一部に木曽御嶽山信仰(御嶽講御嶽教)系統の「御嶽神社(おんたけじんじゃ)」もあるので、注意が必要。)

概要

修験道である蔵王権現を祀る神社は、明治時代の神仏分離のときに、御嶽神社、金峰神社(金峯神社)、蔵王神社などと改称された。

蔵王権現は、釈迦如来(過去世)、千手観音(現在世)、弥勒菩薩(未来世)が権化し出現したとされ、神道においては、「大己貴命」「少彦名命」「国常立尊」や、「安閑天皇(広国押建日命)」「金山毘古命」と習合し、同一視されたために、それらの神々を祭神とするようになった。

なお、覚明行者普寛行者が創始した木曽御嶽信仰に基づく神社は、上記と区別して「おんたけじんじゃ」と呼ばれる。起源は蔵王権現信仰であるが別の信仰として分化している。

御嶽神社と称する神社

金峰神社と称する神社

その他の名前を称する神社

  • 刈田嶺神社 (七ヶ宿町) - 蔵王連峰の名称の由来となった、刈田岳山頂にある修験道由来の神社。明治初期より現称。
  • 刈田嶺神社 (蔵王町遠刈田温泉) - 刈田岳山頂の刈田嶺神社が冬季に閉ざされるために、山麓に設置。明治初期より現称。
  • 蔵王山神社 - 戦後に熊野神社から改称。
  • 金櫻神社

木曽御嶽山信仰の神社

ウィキメディア・コモンズには、御嶽神社に関連するカテゴリがあります。
御嶽山王滝頂上の御嶽神社頂上奥宮本社(長野県木曽郡王滝村

木曽御嶽山信仰(御嶽講)由来の神社。

伝統系(江戸時代)
新興・単立系(明治以降)

脚注

  1. ^ 札幌御嶽神社

関連項目

外部リンク

  • 木曽御嶽神社王滝口
  • 宮益御嶽神社
  • 神奈川県神社庁 川崎市 栗木御嶽神社
  • 神奈川県神社庁 南足柄市 御嶽神社