山部

曖昧さ回避 この項目では、漢字の部首としての山部について説明しています。歴史用語については「山部 (品部)」を、地形については「」をご覧ください。
この項目には、JIS X 0213:2004 で規定されている文字が含まれています(詳細)。
康熙字典 214 部首
山部 巛部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

山部(さんぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。

康熙字典214部首では46番目に置かれる(3画の17番目)。

概要

「山」の字はやまの意味で、その形に象る。

偏旁の意符としては山の種類・部分・形状などに関することを示し、また固有の山名を表す字につけられることもある。左右構造で偏にとる場合と上下構造で冠にとる場合が多い。また、上下、左右の構造が異なるが、同字が多く見られる(と嵜、と嶌など)。

など国字も多く、今日では国内固有の一地名にのみ用いられる字も見られる。

山部は以上のような意符を構成要素とする漢字を集めている。

現在の山部は、純粋に山を意符とする漢字の他、『説文解字』で「嵬部」・「屾部」・「屵部」などといった部首に所属していた漢字も含まれており、これらの部首を統合したものとなっている。

部首の通称

  • 日本:やま・やまへん・やまかんむり
  • 中国:山字旁・山字底・山字頭
  • 韓国:메산부(me san bu、やまの山部)
  • 英米:Radical mountain

部首字

  • 甲骨文
    甲骨文
  • 金文
    金文
  • 大篆
    大篆
  • 小篆
    小篆

例字

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