富士火災海上保険

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富士火災海上保険株式会社
The Fuji Fire and Marine Insurance Co., Ltd.
大阪市中央区の旧本社ビル。現・SRビル長堀(信和建設本社ビル)
種類 株式会社
市場情報
東証1部 8763
1961年10月2日 - 2011年7月29日
略称 富士火災
本社所在地 日本の旗 日本
105-8602
東京都港区虎ノ門四丁目3番20号
設立 1918年大正7年)4月18日
(日本簡易火災保険株式会社)
業種 保険業
法人番号 3120001077543 ウィキデータを編集
金融機関コード 9870
事業内容 損害保険業
代表者 代表取締役社長兼CEO 横山 隆美
資本金 559億81百万円
(2017年3月31日現在)
売上高 単独:2,612億45百万円
(2017年3月期)
純利益 単独:△284億73百万円
(2017年3月期)
純資産 単独:651億25百万円
(2017年3月31日現在)
総資産 単独:8,243億8百万円
(2017年3月31日現在)
従業員数 連結:5,966人 単独:5,653人
(2011年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 AIG ジャパン・ホールディングス株式会社 100%
(2013年4月1日現在)
外部リンク アーカイブ at the Wayback Machine (archived 2017/12/02)
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富士火災海上保険株式会社(ふじかさいかいじょうほけん、The Fuji Fire and Marine Insurance Co., Ltd.)は、かつて存在した中堅損害保険会社。大阪府東京都に本社を置いていた。現在は合併により、AIG損害保険株式会社となっている。

概要

バブル崩壊後に経営危機に瀕し、経営安定化のため2002年平成14年)3月より、オリックス株式会社(22.19%)とAIGグループ(22.14%)の出資を受けていたが、両社のグループ企業ではなかった。しかし、財務基盤を強化したい同社と資源を損保に集中したいAIG双方の意向から、2008年(平成20年)12月30日と2009年(平成21年)1月21日にAIGグループに対して第三者割当増資を実施し、AIGグループ全体で41.8%を出資することとなり[1][2]、AIG傘下の会社となる予定とされていた。

その後、2010年(平成22年)3月31日にAIG系の損害保険持株会社「チャーティス」を引受先とする第三者割当増資を実施し、チャーティスのグループ企業となった[3][4]2012年11月、AIGグループはAIGをブランドとして再活用することを発表[5]。ブランドは再びチャーティスからAIGに戻ることになり、AIGグループであることが強調されることとなった。

2013年4月にAIGは、AIG ジャパン・ホールディングス株式会社を日本における保険事業の持株会社として再編を実施。AIGジャパン・ホールディングスの完全子会社となった[6]

2018年1月に、AIU損害保険株式会社へ吸収合併され解散[7]。AIU損害保険株式会社は商号変更し、AIG損害保険株式会社となった。

沿革

  • 1918年大正7年) - 井上幸治郎が日本簡易火災保険株式会社を設立。
  • 1927年昭和2年) - 本社ビルを現在の大阪市中央区南船場一丁目18番11号に移転。
  • 1941年(昭和16年) - 常磐簡易火災保険株式会社を合併。
  • 1949年(昭和24年) - 商号を富士火災海上保険株式会社に変更。
  • 1953年(昭和28年) - 大阪証券取引所上場。
  • 1961年(昭和36年) - 東京証券取引所上場。
  • 2002年平成14年) - オリックス株式会社・AIGグループが資本参加。
  • 2007年(平成19年) - 京都労働局から、サービス残業の是正勧告を受け、未払いの残業代を支払っていたことが判明する[8]
  • 2010年(平成22年)3月31日 - AIG系列であるチャーティスのグループ企業となる。
  • 2010年(平成22年)10月1日 - AIGスター生命保険と業務提携(AIGスターで扱う生保商品の販売を行う)
  • 2011年(平成23年)8月3日 - AIG及びチャーティスが100%株式取得、これによりAIG及びチャーティスの100%グループ会社となる
  • 2013年(平成25年)4月1日 - AIGの保険持株会社であるAIGジャパン・ホールディングスの完全子会社となる。子会社の富士生命保険はAIG富士生命保険に商号変更
  • 2016年(平成28年)10月1日 - 本店所在地を東京都港区虎ノ門四丁目3番20号に移転[9]
  • 2017年(平成29年)4月30日 - 子会社であったAIG富士生命保険の全株式を、パシフィック・センチュリー・グループ傘下のFWDグループへ譲渡。
  • 2018年(平成30年)1月1日 - AIU損害保険株式会社に吸収合併され解散。AIU損害保険株式会社は商号変更し、AIG損害保険株式会社となる。

備考

提供番組

現在
  • なし。
過去

2011年(平成23年)1月現在、スポットCM中心となっている(但し、ラジオ大阪四国放送ラジオなど、一部ラジオ局では情報番組の交通情報枠などでCMスポンサー枠(20秒×1本)を設けているところもある)。

また、2010年(平成22年)2月より、YouTubeを利用した宣伝を行っている[10]

2009年(平成21年)より「佐渡裕とスーパーキッズオーケストラ」ニューイヤーミニコンサートを協賛している。

このほか、MBSラジオの「ありがとう浜村淳です」で募集する映画試写会のスポンサーとなっていた。応募の葉書には富士火災の「富士」を書くように案内されていた。

脚注

  1. ^ 具体的には、AIGグループのエーアイジー・ヨーロッパ・SA(0%→7.73%)、アメリカンホーム・アシュランス・カンパニー(0%→2.76%)、アメリカン・インターナショナル・アンダーライターズ・オーバーシーズ・リミテッド(0%→2.58%)、エイアイユー・インシュアランス・カンパニー(2.18%→10.36%)の4社が増資を引き受ける。
  2. ^ 第三者割当による株式の発行と主要株主の異動に関するお知らせ 富士火災海上保険・平成20年12月11日プレスリリース
  3. ^ http://www.fujikasai.co.jp/CGI/news/index.cgi?view=detail&seq=213 2010年2月25日富士火災ニュースリリース
  4. ^ http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/enterprises/manda/20100122-OYT8T00288.htm YOMIURI ONLINE(現在リンク切れ)
  5. ^ AIG は中核の保険事業におけるAIGブランドの再活用と新しいブランド・プロミスを発表
  6. ^ AIG ジャパン・ホールディングスが保険持株会社に - AIGプレスリリース
  7. ^ 法人番号公表サイト
  8. ^ http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071103i113.htm YOMIURI ONLINE(同じく現在リンク切れ)
  9. ^ 本店所在地の変更について
  10. ^ [1]

外部リンク

  • 富士火災海上保険 at the Wayback Machine (archived 2017/12/02)
  • AIG損害保険
  • AIGグループ(日本語)
  • 金融庁 平成17年11月25日「損害保険会社26社に対する行政処分について」保険業法第132条第1項等の規定に基づく命令(業務改善命令)
アメリカン・インターナショナル・グループAIG
日本国内傘下会社
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三井グループとの重複加盟企業

カネカ(注1)

芙蓉グループとの重複加盟企業

ヤマダホームズ(注2)- 淀川製鋼所(注2)

三和グループとの重複加盟企業

大阪瓦斯(注3)- 大林組(注3)(注4)- シマノ(注4)- 積水ハウス(注3)(注4)- 双日(注3)(注4)(注5)(注6)- ダイダン(注4)- 非破壊検査(注4)

第一勧銀グループとの重複加盟企業

双日(注3)(注4)(注5)(注6)

最勝会グループとの重複加盟企業

双日(注3)(注4)(注5)(注6)

関連項目

注1:三井文庫にも加盟している。
注2:芙蓉懇談会にも加盟している。
注3:三水会にも加盟している。
注4:みどり会にも加盟している。
注5:三金会にも加盟している。
注6:最勝会にも加盟している。

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