井上あかり

獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
アジアパシフィック選手権
2019 フジャイラ 78kg超級
ユニバーシアード
2017 台北 無差別

井上 あかり(いのうえ あかり、1996年12月3日 - )は、日本柔道選手。岡山県出身。階級は78kg超級。身長170cm。体重100kg。血液型はAB型。組み手は右組み。得意技は大内刈寝技[1]

経歴

柔道は4歳の時に生々館で始めた[1]神奈川県の強豪校である相原中学へ進むと、3年の時にマルちゃん杯で1年後輩の冨田若春などとともに活躍して3位となった[1]。高校は地元に戻って創志学園高校に進むと、2年の時には全国高校選手権の無差別準決勝で埼玉栄高校1年の冨田若春に有効で敗れるも3位となった[1]。2015年に環太平洋大学へ進むと、1年の時には学生体重別78kg超級の準決勝で大阪体育大学3年の山本沙羅GSに入ってから技ありで敗れるも3位になった[1]。2年の時には優勝大会の決勝で山梨学院大学に敗れて2位だった。全日本ジュニアでは準決勝で敬愛高校3年の児玉ひかる内股で敗れて3位だった。体重別団体では決勝の東海大学戦で朝比奈沙羅に有効で敗れたものの、他のメンバーが勝利したことで優勝した[1]。3年の時には優勝大会で3位だった。ユニバーシアードの無差別に出場すると、決勝で韓国のキム・ジヨンに反則勝ちして優勝を飾った。団体戦では決勝の韓国戦で今大会の78kg超級で優勝したハン・ミジンをGSにおいて反則勝ちで破るなどしてチームの優勝に貢献した[2][3][4]学生体重別では決勝で帝京大学4年の月波光貴穂を破って優勝した[5]講道館杯では決勝まで進むと、南筑高校2年の素根輝を開始早々の肩固で破って優勝した[6][7]グランドスラム・東京では初戦でリトアニアのサンドラ・ジャブロンスキテに技ありで敗れた。続くグランプリ・チュニスでも初戦でジャブロンスキテに合技で敗れた[8]。4年の時には体重別初戦で福井県スポーツ協会の山本沙羅に合技で敗れた[9]。学生優勝大会では初戦で敗れた。学生体重別では決勝で大学の1年後輩である秋場麻優に反則負けして2位だった[10]。11月の講道館杯では決勝で秋場に再び反則負けを喫して2位だった[11]。2019年に卒業し、東日本旅客鉄道(JR東日本)の所属となった[1]アジアパシフィック柔道選手権では準々決勝で中国の王彦に小外掛で敗れて3位だった[12]。団体戦では決勝の韓国戦で金珉程に反則負けを喫するも、他のメンバーの活躍によりチームは優勝を飾った[13]。2021年12月の実業個人選手権では優勝した[14]。続く全日本選手権では準々決勝で東海大学3年の児玉ひかるに有効で敗れて5位だった[15]。2022年4月の全日本選手権では準々決勝で世界チャンピオンであるビッグツリーの朝比奈沙羅に払腰で敗れた[16]

戦績

(出典[1])

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 「柔道全日本強化選手名鑑 2022」近代柔道 ベースボールマガジン社、2022年4月号
  2. ^ 野球の日本、米国に逆転勝ち 柔道は4階級で金/夏季ユニバ サンケイスポーツ 2017年8月23日
  3. ^ 柔道団体、男女とも金 時事通信 2017年8月24日
  4. ^ Daily Competition Schedule Judo
  5. ^ 能智、新添ら優勝=全日本学生体重別柔道 時事通信 2017年9月30日
  6. ^ 井上、女子78キロ超級制す=決勝で素根に一本勝ち-講道館杯柔道 時事通信 2017年11月11日
  7. ^ 平成29年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  8. ^ Grand-Prix Tunis 2018
  9. ^ 平成30年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  10. ^ 平成30年度全日本学生柔道体重別選手権大会
  11. ^ 平成30年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  12. ^ 泉と増山が優勝/柔道 サンケイスポーツ 2019年4月23日
  13. ^ 2019年アジアパシフィック選手権大会(UAE/フジャイラ)大会結果
  14. ^ 山本が57キロ級優勝 全日本実業柔道 時事通信 2021年12月18日
  15. ^ 第36回皇后盃全日本女子柔道選手権大会
  16. ^ 第37回皇后盃全日本女子柔道選手権大会

外部リンク