グランドスケープ池袋

グランドスケープ池袋
(2019年10月撮影) 地図
グランドスケープ池袋の位置(東京都区部内)
グランドスケープ池袋
グランドスケープ池袋
施設情報
所在地 東京都豊島区東池袋一丁目30-3
座標 北緯35度43分51.5秒 東経139度42分59秒 / 北緯35.730972度 東経139.71639度 / 35.730972; 139.71639座標: 北緯35度43分51.5秒 東経139度42分59秒 / 北緯35.730972度 東経139.71639度 / 35.730972; 139.71639
状態 完成
着工 2017年6月[1]
竣工 2019年7月[1]
開業 2019年7月19日[2]
用途 映画館、物販店舗、飲食店舗、アミューズメント店舗[1]
地上高
高さ 86m[1]
最上階 14階[1]
各種諸元
階数 地下2階、地上14階[1]
敷地面積 1,837.19 [1]
建築面積 1,599.16 [1]
延床面積 16,565.45 [1]
構造形式 S造SRC造[1]
エレベーター数 6基[1]
駐車台数 147台[1]
関連企業
設計 竹中工務店東京一級建築士事務所(本体)
TEXTURE DESIGN OFFICE、竹中工務店(グランドシネマサンシャイン)[1]
施工 竹中工務店(本体)
東映建工(グランドシネマサンシャイン)[1]
デベロッパー 東急不動産
佐々木総合管理(グランドシネマサンシャイン)[1]
管理運営 東急不動産SCマネジメント
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グランドスケープ池袋(グランドスケープいけぶくろ)は、東京都豊島区東池袋にあるシネマコンプレックスグランドシネマサンシャインを核とする超高層複合商業ビル2019年7月19日に開業した。開業当時の名称は「キュープラザ池袋」。

概要

豊島区が「豊島区国際アート・カルチャー都市構想」のもと進める池袋エリア再開発事業の一画として建設された[3]。近在の旧豊島区役所跡地などに整備されたHareza池袋が新たな劇場街として機能していくなか、もう一つの核として賑わいを創出することを目指し整備され、エントランスホールを交差点に対し斜めに配置、まちに対して開かれた構えとした[4]

敷地はサンシャイン通りの東端にあり、以前はボウリング場バッティングセンターなどが入っている「スポルト池袋」が営業していた[3]。同施設を所有する佐々木興行が立てたシネコンへの建て替え計画に東急不動産が参画し、2016年8月に計画を発表[5]。スポルト池袋閉館後に東急不動産へ物件が移譲され[3]、2017年6月より工事に着工し[6]、2019年7月19日に開業した[7]。東急不動産が展開する都市型商業施設ブランドの一つである「キュープラザ」としては5番目の施設となる[8]

建物は地下2階・地上14階で、敷地面積556、賃貸面積3,000坪を超える池袋東口エリアでは最大級の商業ビルとなる[5]。地下1 - 3階が飲食・物販・アミューズメント複合店舗、4階 - 13階が佐々木興業が運営するグランドシネマサンシャイン、14階がバッテイングセンターで構成される[9]

2022年(令和4年)5月1日、「キュープラザ池袋」から「グランドスケープ池袋」に改称した。

テナント

2024年6月時点のテナント。詳細はグランドスケープ池袋公式サイトの「ショップガイド」[10]、およびグランドシネマサンシャイン池袋公式サイトのフロアマップ[11]を参照。1階の路面店として営業していた小物雑貨店オーサムストアの旗艦店「AWESOME STORE&CAFE IKEBUKURO」は、運営会社の破産により2023年6月末に閉店した[12]

  • 地下1階:ブラックホール(焼肉)
  • 1階:セブンイレブン(コンビニ)、バーガーキング(ファストフード)
  • 2階:小肥羊(火鍋)、EDW(カフェ)、THEキャラCAFE(カフェ)、タリーズコーヒー(喫茶)
  • 3階:プラザカプコン(アミューズメント)、カプコンカフェ(カフェ)
  • 4 - 5階:グランドシネマサンシャイン池袋 ロビー、シアター1、シアター2
    • 5階:クラッパーズダイナー(カフェ)
  • 6 - 7階:グランドシネマサンシャイン池袋 シアター3、シアター4
  • 8 - 9階:グランドシネマサンシャイン池袋 シアター5、シアター6
  • 10 - 11階:グランドシネマサンシャイン池袋 シアター7 - シアター11
  • 12 - 13階:グランドシネマサンシャイン池袋 シアター12
    • 13階:バール パノーラマ(レストラン)
  • 14階:池袋バッティングセンター(スポルト池袋当時より営業していた池袋唯一のバッティングセンター)

グランドシネマサンシャイン池袋

グランドシネマサンシャイン池袋
GRAND CINEMA SUNSHINE
情報
正式名称 グランドシネマサンシャイン池袋
完成 2019年
開館 2019年7月19日
収容人員 (12スクリーン)2,443人
設備 IMAXレーザー/GTテクノロジー、ULTRA 4DX(旧・4DX Screen)、BESTIARealDドルビーアトモス/DTS-X、Sculpted Surround System、7.1chデジタルサウンド
用途 映画上映
運営 佐々木興業株式会社
所在地 170-0013
東京都豊島区東池袋一丁目30-3
位置 北緯35度43分51.7秒 東経139度42分58.7秒 / 北緯35.731028度 東経139.716306度 / 35.731028; 139.716306 (グランドシネマサンシャイン池袋)
外部リンク グランドシネマサンシャイン池袋
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4階にシネマエントランスロビーを置き、常設の映画館として国内最大になるという高さ18.9メートル×幅25.8メートルのスクリーンを備えた「IMAXレーザー/GTテクノロジー」シアターを含む12スクリーン、2,443席を擁する[13]

劇場フロアはアカデミー賞カンヌヴェネツィアベルリン映画祭をテーマとした異なるデザインで積層され[4]、フロアを繋ぐエスカレーターホールは、映画の黎明期から現代に至る100作を超える名作ポスターを時系列で展示する「タイムギャラリー」とした[14]。IMAXシアター前には、段床下スペースを活用した池袋の街が一望できるスカイラウンジを設け、まちに開かれた場とするため、映画チケットがなくても誰でも利用できる展望ラウンジを併設した[14]

同館で上映された映画『TENET テネット』は、IMAX公開4日間オープニング興行収入が全世界で1位を記録し[15]、監督のクリストファー・ノーランより直筆の感謝状が贈られた[16]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 近代建築 2019, p. 52.
  2. ^ 「シネコン 池袋きょう新オープン 12スクリーン、2443席」『毎日新聞』東京版 22頁 2019年7月19日
  3. ^ a b c “「キュープラザ池袋」オープン シネコンを核に街の賑わいをつくる”. 週刊不動産経営 (2019年7月22日). 2024年6月10日閲覧。
  4. ^ a b 近代建築 2019, p. 45.
  5. ^ a b "(仮称)東池袋一丁目シネマコンプレックスプロジェクトの開発計画に着手" (PDF) (Press release). 東急不動産・佐々木興行. 9 August 2016. 2024年6月10日閲覧
  6. ^ "『(仮称)東池袋一丁目シネマコンプレックスプロジェクト』を着工" (PDF) (Press release). 東急不動産・佐々木興行. 22 June 2017. 2024年6月10日閲覧
  7. ^ “新施設「キュープラザ池袋」19日オープン 再開発進む池袋”. TOKYO MX (2019年7月17日). 2024年6月10日閲覧。
  8. ^ キュープラザ恵比寿(2008年)、キュープラザ原宿(2015年)、キュープラザ心斎橋(2015年)、キュープラザ二子玉川(2017年)に続く5軒目の商業施設。
  9. ^ 近代建築 2019, p. 44.
  10. ^ “ショップガイド”. グランドスケープ池袋. 2024年6月10日閲覧。
  11. ^ “グランドシネマサンシャイン”. シネマサンシャイン. 2024年6月10日閲覧。
  12. ^ “【閉店】AWESOME STORE オーサムストア池袋店が6月29日に閉店!運営元が破産”. としまらいふ (2023年5月17日). 2024年6月10日閲覧。
  13. ^ “キュープラザ池袋にシネコン「グランドシネマサンシャイン」 レストラン&カフェも出店”. 池袋経済新聞 (2019年5月29日). 2020年7月25日閲覧。
  14. ^ a b 近代建築 2019, p. 50.
  15. ^ “「テネット」グランドシネマサンシャインでのIMAXオープニング成績が世界1位を記録!”. 映画.com. エイガ・ドット・コム (2020年9月24日). 2021年8月26日閲覧。
  16. ^ “クリストファー・ノーラン、最高の状態で「TENET」届けた池袋の劇場へ感謝状贈る”. 映画ナタリー (2020年10月16日). 2021年8月26日閲覧。

参考文献

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
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